旧グッゲンハイム邸

Event

イベント

  • 塩屋音楽会
  • 映画上映

イベント開催日2026/01/23

民映研×塩屋 vol.28 ドキュメンタリー映画上映会「奥会津の木地師」

民映研×塩屋 vol.28 ドキュメンタリー映画上映会「奥会津の木地師」

「私たちが生を受けた日本列島に生きる 庶民の生活と生活文化を記録する」
姫田忠義|民族文化映像研究所|ドキュメンタリー映画上映会

 

【 上映作品 】

作品番号5「奥会津の木地師」(1976年|55分|福島県南会津郡田島町針生)

トークゲスト:民族文化映像研究所 代表:箒有寛

日時:2026年1月23日 (金) open 19:00 start 19:30
会場:旧グッゲンハイム邸(JR/ 山陽塩屋駅徒歩5分)
料金:一般 1,800円 シニア・U-25 1,200円 小中学生 500円
主催:NPO法人ヒューマン・ビジョンの会
共催:塩屋音楽会

 

ご予約:以下よりgoogleフォームにてお申し込みください

https://forms.gle/eMxRtXAmgU6wrU897


お問い合わせ:旧グッゲンハイム邸
TEL : 078-220-3924
E-mail : guggenheim2007@gmail.com

 



「奥会津の木地師」民映研作品 No.5
(福島県南会津郡田島町針生 1976年 55分)

日本列島には、近年まで移動性の生活をする人々が活躍していた。山から山へ移動して椀などの木地物を作る木地師も、そのなかにあった。これは、昭和初期まで福島県南部の山間地で盛んに移動性の活動をしていた木地師の家族、小椋藤八さん、星平四郎さん、星千代世さん、湯田文子さんによる、当時の生活と技術の再現記録である。

この地域はブナを中心にした落葉広葉樹林帯である。藤八さんたちは、ブナを材料とした椀を作っていた。

まず木地屋敷を作る。屋根も壁も笹で葺く、掘立て造りである。家の中には、囲炉裏のある座敷とフイゴやロクロ台などを置く広い土間がある。屋敷ができあがると山の神を祀り、フイゴまつりをする。

椀作りが始まる。男たちは、山へ入りブナを倒し、伐り株に笹を立てて神に祈る。そして、その場で椀の荒型を作る。

倒したブナに切り込みを入れて山型を作り、マガリヨキでそれをはつり起こしていく。女たちが荒型を木地屋敷に運び、椀の外側を削って整形するカタブチ作業、中を刳るナカグリ作業と続ける。男たちが、手引きロクロで椀に仕上げていく。

できあがった椀は馬の背で町へ運ばれていく。人の力で回される手引きロクロは、奈良時代に大陸から導入されたものだという。

藤八さんたちは移動性生活をやめ、手引きロクロの作業もしなくなってすでに五十年余りたっていた。しかし藤八さんたちの身体には、千年を越す技術の伝統が見事に息づいていたのであった。

 


 
トークゲスト:
箒有寛
民族文化映像研究所 代表

1960年東京生まれ。ShuHALLI番頭。シュハリの台所主宰料理人。フリー映画撮影技師。ドキュメンタリスト。民族文化映像研究所 専属カメラマン3人のひとり。民族文化映像研究所の代表作「越後奥三面 山に生かされた日々」の主任編集者。門前の小僧習わぬ経を読む方式の民俗学知識人。民族文化映像研究所代表職。
 


 

姫田忠義(ひめだ ただよし) 記録映像作家・映像民俗学者

1928年(昭和3年)兵庫県神戸市生まれ。旧制・神戸高商卒。
1954年、民俗学者の故・宮本常一氏と出会い、その影響を受けて日本全国を歩き始める。
1950年代後半より、映像を手段とする記録作業を開始。
1976年、民族文化映像研究所を設立し、2012年まで所長を務める。
2011年、開校と同時に日本映画大学・特任教授に就任。「民俗学」を担当する。
2013年7月29日午後9時55分 横浜市の病院にて「慢性閉塞性肺疾患」のため死去。84歳。7月31日家族のみにて火葬葬を執り行う。

庶民の生活と生活文化を、映像による手段を使い記録作業を50年以上にわたり続ける。
≪「基層文化」=大自然に依拠しつつ暮らす、人間の精神文化≫をテーマに、
120本を超える映画作品を発表。代表作に「アイヌの結婚式」「イヨマンテ」、「越後奥三面 ~山に生かされた日々」(1986年シカゴ国際映画祭ドキュメンタリー部門銀賞)。

1989年 フランス政府より芸術文化勲章オフィシエ叙勲

 

使用されている画像すべて©民族文化映像研究所

投稿日:2025.12.13

Archive(投稿日)

Contact

お問い合わせ/お申し込み

お問い合わせやお申し込みは、お気軽にご連絡ください。
担当者より追ってご返信いたします。

Tel078-220-3924