旧グッゲンハイム邸

About

旧グッゲンハイム邸について

六甲山地の西端、山が海に迫る町塩屋は、明治から昭和初期にかけて、風光明媚なその土地柄を愛した外国人達が多く移り住み、今でもその名残の洋館が点在しています。
「旧グッゲンハイム邸」は、1908(明治41)年頃にイギリス人建築家A.N. ハンセル(1857〜1940)の設計で建てられたと考えられています。
その後、地震や台風、取り壊しの危機も逃れて、時代の移り変わりの中で姿を変えることなく、海を眺めて建ちつづけてきました。

典型的なコロニアルスタイルの建物には、開放的なベランダと5連のアーチを形作る列柱、張り出し窓、コーニスやよろい戸、引き込み式の扉、木製のマントルピース、スワンネックの階段手摺、欄間のような細工のカーテンボックスなど、特徴的な意匠が見られます。

施設について

長年地域の人に「旧グッゲンハイム邸」として親しまれてきましたが、ドイツ系アメリカ人貿易商グッゲンハイム氏とその家族が住んだのは現存する北隣の洋館で、この家を建てたのはジャコブ・ライオンス氏(1865~1916)だったことが、2020年に判明しました。
同じく貿易業に携わったライオンス氏が、明治末期から大正期にかけての神戸・塩屋で重要な役割を果たしていたことはまだあまり知られていません。
1960年代の取り違えが原因でしたが、親しまれている「旧グッゲンハイム邸」という名称を引き続き使用しています。

駅前から迷路のように続く商店街、丘や谷間にへばりつくような細い路地と家々。
当館をご訪問の際には、この、ちょっと他にない組み合わせがコンパクトに詰まった塩屋の町の散歩を兼ねていただけるとうれしいです。
漁業や海苔の養殖が盛んで、神戸の中心地からわずか15分とは思えぬローカルさも魅力です。

施設への行き方

Facility use

施設用途

旧グッゲンハイム邸では、レンタルスペースとしてのさまざまな使用に関するご相談を随時承っています。

01

Live/Concert

イベント・コンサート

グランドピアノや可動式のステージを使用したコンサートや各種発表会から、映画の上映会や講演会、マルシェなど、様々なイベントの企画を実現することができます。

02

Bridal

結婚式・披露宴

広いガーデンも含め、海を見渡すことのできる洋館一棟まるごとを貸し切った特別な一日を演出できます。

03

Workshop/Lesson

ワークショップ・教室

海風の抜ける室内でのボディワークや、音が響く空間での音楽レッスン、少人数のワークショップなどに適した小さなお部屋もあります。

04

Photo Shooting

撮影

ウェディングの前撮り、家族写真や成人式などプライベートな撮影から、商業的な広告、CM、ドラマや映画、そしてコスプレ撮影会まで、このロケーションを生かした様々な撮影が可能です。

05

Open House

無料見学

文化財建築としての館内の見学をご希望の方に向けた一般開放日として、月1回、第3木曜日に無料見学会を実施しています。

06

Others

その他

その他、展示、句会、スケッチ、ファン・ミーティング、演劇、出張講義、法事や同窓会など、これまで様々なことに利用されてきました。こんなことできないかな、と思ったら、お気軽にご相談ください。

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