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イベント開催日2025/10/09

民映研 x 塩屋 vol.27 ドキュメンタリー映画上映会「鳶と左官と瓦」

民映研 x 塩屋 vol.27 ドキュメンタリー映画上映会「鳶と左官と瓦」

「私たちが生を受けた日本列島に生きる 庶民の生活と生活文化を記録する」
姫田忠義|民族文化映像研究所|ドキュメンタリー映画上映会

 

【 上映作品 】

作品番号55「川越の職人 鳶と左官」(1985年|44分|埼玉県川越市)
作品番号67「埼玉の瓦職人」(1989年|44分|埼玉県児玉町、小川町飯田、川越市、行田市)

日時:2025年10月9日 (木) open 19:00 start 19:30
会場:旧グッゲンハイム邸(JR/ 山陽塩屋駅徒歩5分)
料金:一般 1,800円 シニア・U-25 1,200円 小中学生 500円
主催:NPO法人ヒューマン・ビジョンの会
共催:塩屋音楽会

 

ご予約:以下よりgoogleフォームにてお申し込みください

https://forms.gle/EmZpjBmU6E8CNiNL8


お問い合わせ:旧グッゲンハイム邸
TEL : 078-220-3924
E-mail : guggenheim2007@gmail.com

 

「川越の職人—鳶と左官」民映研作品 No.55
(埼玉県川越市 1985年 44分)

小京都とよばれる城下町。ここには近隣農村の物資集散地として栄えた町である、蔵造りの家々を守ってきたのが、蔵づくりの三職、鳶・大工・左官である。これは店蔵(たなぐら)の修理作業を通して、鳶と左官の技術と町での役割を記録したものである。
蔵造りや修理には、まず鳶が足場を組む。鳶の技術は結びの技術といってよいほど、結束の場所やその時の状況により、さまざまな結び方がある。左官は、泥と砂に藁を切ったツタを入れてつなぎにし、こねあわせて、壁土になるコネ砂を作る。ツタあわせは特に大事で、左官の技術は、ツタあわせ半分、塗り方半分といわれる。
鳶の仕事は蔵を作るだけではない。蔵の前に置く用心土と水は絶やさないように気を配る。火事の時には駆けつけて、蔵の扉をしめ、用心土で目塗りをして店を守る。鳶は裏方として店や町内を守ってきたのである。

「埼玉の瓦職人」民映研作品 No.67
(埼玉県児玉郡児玉町/比企郡小川町飯田/川越市/行田市本丸 1989年 44分)

瓦が朝鮮から日本に伝わってほぼ1400年。発掘調査により、屋根に瓦を初めて葺いた建物は飛鳥寺であることが確認されている。しかし庶民の家は、草葺き、板葺き屋根の時代が長かった。これらは火がつきやすい素材であり、家の密接して建ち並ぶ町では、類焼の起因となる。そのため中世に発達した町では瓦屋根が広まり、江戸時代に入ってからさらに普及していった。平安時代の窯は登り窯であったが、さらに効率のよいダルマ窯を使用するようになって、生産は飛躍的に伸びた。ダルマ窯は焚口と瓦を積み込む場所の間に深さ三、四尺の穴が掘ってあり、火のまわりがよいように成っているのが特徴である。ダルマ窯とよばれるのは、その形がダルマに似ているからだ。粘土と瓦の破片、あるいはレンガでつき固めて作られる。今はガス窯での瓦作りが大半を占める。

 


 

姫田忠義(ひめだ ただよし) 記録映像作家・映像民俗学者

1928年(昭和3年)兵庫県神戸市生まれ。旧制・神戸高商卒。
1954年、民俗学者の故・宮本常一氏と出会い、その影響を受けて日本全国を歩き始める。
1950年代後半より、映像を手段とする記録作業を開始。
1976年、民族文化映像研究所を設立し、2012年まで所長を務める。
2011年、開校と同時に日本映画大学・特任教授に就任。「民俗学」を担当する。
2013年7月29日午後9時55分 横浜市の病院にて「慢性閉塞性肺疾患」のため死去。84歳。7月31日家族のみにて火葬葬を執り行う。

庶民の生活と生活文化を、映像による手段を使い記録作業を50年以上にわたり続ける。
≪「基層文化」=大自然に依拠しつつ暮らす、人間の精神文化≫をテーマに、
120本を超える映画作品を発表。代表作に「アイヌの結婚式」「イヨマンテ」、「越後奥三面 ~山に生かされた日々」(1986年シカゴ国際映画祭ドキュメンタリー部門銀賞)。

1989年 フランス政府より芸術文化勲章オフィシエ叙勲

 

使用されている画像すべて©民族文化映像研究所

投稿日:2025.09.08

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