旧グッゲンハイム邸

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イベント開催日2025/07/03

神戸アーカイブ上映会

神戸アーカイブ上映会

 

第一部 open 13:30 start 14:00
「三宮キネマの残像」(監督:衣笠竜屯 原案:竹田眞)
「神戸昭和五十一年」(写真:永田収 動画編集:竹田眞)

第二部 open 15:00 start 15:30
「CGによる戦前の神戸海岸通りの再現」(竹田眞)
「ライオンス邸(旧グッゲンハイム邸)にて」(朗読:玉川侑香)
トーク:竹田眞・衣笠竜屯

日時:2025年7月3日 (木)
   第一部 open 13:30 start 14:00
   第二部 open 15:00 start 15:30
会場:旧グッゲンハイム邸 神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:入場無料
主催:竹田眞
共催:塩屋音楽会

 

ご予約:以下よりgoogleフォームにてお申し込みください

https://forms.gle/YXz3DkJ9JeoYhYkz6


お問い合わせ:旧グッゲンハイム邸
TEL : 078-220-3924
E-mail : guggenheim2007@gmail.com

 

「三宮キネマの残像」
かつて三宮神社の境内に映画館があった。そこは外国人居留地との境の場所であった。神戸にあった日本と外国の接する場所。その不思議な成り立ちの映画館についてのドキュメンタリー。

出演:mayu 原案:竹田眞 脚本:川村正英、衣笠竜屯
撮影:山内一輝 編集:衣笠竜屯 音楽:shima 効果音:OtoLogic 制作:川村正英
協力 三宮神社、ゆとりの空間・大丸神戸店、アフタヌーンティー・ティールーム・大丸神戸店
資料・写真提供:神戸アーカイブ写真館。神戸市文書館(レファート写真コレクション)、瀧本良子(三宮キネマ資料提供)、竹田眞 効果音:OtoLogic 監督:衣笠竜屯 

「神戸昭和五十一年」
写真:永田収 動画編集:竹田眞
永田收写真集より、岩屋〜葺合〜春日野道〜三宮〜元町〜山手 再編集スライド

「ライオンス邸(旧グッゲンハイム邸)にて」
竹田眞による史実を参考にした創作〜ハンセルとライオンスのある日の情景〜
朗読:玉川侑香 トーク:竹田眞・衣笠竜屯

[作中の主な登場人物]
A.N.ハンセル(1857-1940)居留地建築で有名な英国人の建築家
J.ライオンス(1865-1916)廻漕・陸揚行を営業するトルコ系ユダヤ人
J.グッゲンハイム(1868-1925)貿易会社支店長のドイツ系ユダヤ人
F.M.ジョナス(1878-1950)輸出入・保険営業マンの英国系ユダヤ人
キャプテン.ワトソン(1869-1926)英国人の船長
E.H.ハンター(1843-1917)英国人の実業家

 

 

「忘却の風景 三宮神社と三宮キネマ Lost Modern Architecture」

現在の三宮神社社殿の東側に映画が大衆娯楽として普及する大正期より営む”三宮キネマ”という映画館があった。 その始まりの詳しい事はわからないが明治32年神戸又新日報の記事に寄席の”第二湊亭”が開場と記載されるのが最初で、その後”三宮キネマ”と改称された。この劇場の呼称は演目や経営者の変更で”第二湊亭”から”世界舘”→”御代廼座”→”三宮キネマ”と変遷することが三宮センター街30年史に当時三宮神社の賑わいも併せて記載されている。

昭和初期の三宮神社境内写真で確認すると今の屋台村のような窮屈な境内の端に”三宮キネマ”の看板が目印となる 二階建ての大きな建物が写っているのがわかる。終戦直後の写真を見ると木骨煉瓦積造に漆喰を塗った大きさ東⻄19m南北10mの二階建で、最初は倉庫として 建てられたことが窓や出入口から見て取れ、建築当初のものを改装して使い続けているのが推測できる。

戦後経営者も代わり元の構造を利用して再建されたが数年で建物として使用できなくなり近くに新しくコンクリート構造の建物を建てたが、映画興行がテレビの普及とともに斜陽となり1964年に廃業した。

神戸の古い新聞記事に”三宮キネマ”のルーツである”第二湊亭”についての”のぞき眼鏡”というコラムがあった。記事には当時の芝居小屋の造りや見物客の様子を面白おかしく評されて、江戸と今が合わさったような時代劇とはチョット違う大正・昭和の風景を匂わせてくれた。(竹田眞)

投稿日:2025.06.05

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